我々の会は、伝統的な物作りや方法を発展させて、新しい調理システムのデジタル化を推進してまいりました。大切なものを守って行く為には、時代に応じて変わって行かなければなりません。

以前は、新しく物事を開発・商品化するための顧客のニ－ズは健常者ベ－スで進められました。これからの進め方は、障害を持った子供達や生活に不自由をしいられている高齢者の顔を思い浮かべる必要があります。
そういう人間本来の姿に立ち帰って進めなければいけない時代の到来と言えるでしょう。実感や具体性が大切な時代の到来です。

料理作りも人類の食べ物としての配慮が必要であると思います。
その為に会の活動も未知の経験や環境に視野が広げられるセミナ－や見学会を計画・実践して行きます。自分に馴染んでいることの他にも視野を持ち、習慣化してしまった考え方に、別の価値観を体験できる活動を心がけてゆきたいと思います。

本年度も宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 新調理システム推進協会
会長　渡邊 彰