５月１３日、ニチワ電機㈱テストキッチンにて、「医療福祉フードサービス新調理システムセミナー」を開催致しました。

第一部の講師には、全国病院栄養士協議会元会長で管理栄養士、現在は帝塚山大学現代生活学部食物栄養課の河合洋見教授に登場頂き、「病院フードサービスの過去、現在、未来にするべき事」と題してご講演をいただきました。

河合教授は、２５年前にリテールＨＡＣＣＰの概念にそって新調理システムを導入し、当時の病院給食部門の経営改善を実施した、正に病院フードサービス部門での新調理システムの草分けです。セミナーでは、現在病院で行われている栄養管理の課題点やこれからの管理栄養士が担う役割などをご講演頂きました。

セミナーの後半では、順天堂大学医学部附属順天堂医院栄養部調理課主任の佐藤仁氏により、現代の病院給食最前線として、真空調理法、自然酵素を活用した調理法や、ピューレ、ジュレ、熟煮食。と、美味しく柔らかく、品質の高い、実戦的な新調理システム テクニカルセミナーとして実演をして頂きました。

順天堂医院本院は、二年前に新築移転しました。建築期間中は凡そ３年間、給食部門の経営改善に向け運営ソフトの改革に取り込み、リテールＨＡＣＣＰ概念のもと新調理システムを本格導入しております。

＜実演メニュー＞
① 中華風卵焼き
② 春雨の中華炒め
③ 2色のムース
④ カプレーゼ
⑤ カニムースポン酢ジュレ
⑥ アクアパッツア
⑦ 鴨のコンフィサラダ仕立て