HOSPEX 2018 特別企画セミナー
11月22日東京ビックサイトにおいて、一般社団法人日本医療福祉設備協会、一般社団法人日本能率協会 主催のホスペックジャパン2018 特別企画「厨房の人手不足対策とHACCP制度化に向けた施設計画の 進め方」をテーマにセミナーを開催し、有料セミナーにも関わらず多くの皆様にご参加頂きました。
第一部 「ニュークックチル含め、次世代の病院給食施設計画のポイント」
【講師】西耕平 新調理システム推進協会 事務局長
【内容】厨房計画はHACCP12手順を基に、食品衛生だけでなく、将来の課題を見据え、エビデンスを基にした厨房づくりが大切である。献立、生産管理作業シフト等を併せて検討し進める事で、法人が求める給食運営の原価管理が見える厨房が誕生する。セミナー―では事務局長が「これからの病院給食施設計画のポイント」について解説致しました。
第二部 「施設の老朽化を迎え、次世代に対応する厨房の大改修」
【講師】小林隆司氏 飯山赤十字病院 事務部施設課 課長補佐
【内容】「食事療法は医療の一環」を基本理念に、食事を重視されている飯山赤十字病院。事務部施設課 課長補佐の小林氏は、設備・機器の著しい経年劣化と人手不足問題から、新調理システムの存在を知り、新調理システム導入による生産性の向上を図ると同時にHACCP制度化に備えた厨房改修を実現。この大規模改修を周到な準備と計画で実現させたポイントについて御講演頂きました。
第三部 「2病院の大改修を経験し、次世代の病院厨房システムについて」
【講師】増田稔氏 順天堂大学医学部附属順天堂医院 栄養部栄養課 課長補佐
【内容】順天堂大学医学部附属順天堂医院の新棟計画では、2年半をかけてニュークックチルを導入しました。その後、順天堂大学医学部附属浦安病院の大改修に2年。二つの病院の新築・改修計画に参画し、見えてきたのは厳しい将来の病院給食の現実であり、栄養部の体質を成長させる必要がありました。セミナーでは、将来を見据え、対応できる施設づくりについて、ご講演頂きました。