会長 渡辺彰 退任のお知らせ
この度、一般社団法人新調理システム推進協会の会長渡辺彰が、2024年通常総会および理事会の決議を経て退任となりました。渡辺会長は、1989年新調理システム推進協会の前身である真空調理研究会の発足より、35年の間会長職を務められました。
発足時代は、バブル景気で日本経済全体の需要が膨れ上がり、外食産業の生産性向上が必須となるなかで、先に料理革命で沸いたフランスで誕生した「真空調理法」が我が国の料理界の生産性と品質向上の担い手として紹介されました。その際、真空調理法のレシピにそれまでは、経験と勘とされてきた食品の加熱調理の加減を、温度(Temperature)と時間(Time)の管理でレシピ化しました事にはじまります。所謂我が国の料理界におけるTT管理の誕生です。このTT管理ベースに、真空調理法だけでなく、当日の調理法、クックサーブ、クックチル・フリーズ、外部加工品の加熱調理に至る迄の、調理工程の全てをTT管理で体系化した、新調理システムの誕生に繋がりました。新調理システム誕生の生みの親が会長渡辺彰です。
長きにわたり協会活動にご尽力を頂き、協会の発展に多大な貢献をなされました。この場を借りて心より敬意と感謝を申し上げます。